やぎさんち

ブログとか長続きしません、でもたまに言いたいこと書いてみます

記憶をなくした少女の幽霊と幽霊に恋をした少年の恋物語-黄昏乙女×アムネジア-

前回控えめなネタバレなしオススメ書きました。基本オススメはなるべくネタバレせず、新鮮な気持ちで楽しんでほしいと思うので、ああなるんですが、簡素すぎて魅力伝わってなくね?と不安になっています。
というわけで今回は感想として、いろいろ好きに書いちゃうぞー!

・夕子さんがとにかく可愛い

黄昏乙女×アムネジアにはコメディと恋愛とホラーとミステリーとシリアスの要素があるんですが、なんだかんだ主軸はやっぱり主人公とヒロインの恋物語だと思います。
恋物語の面白さに上手いこと記憶をなくした幽霊と言う設定を被せて恋の障害やら駆け引きやらが独特なテイストで面白くなっていると思うんですが、なんと言ってもこの恋物語の面白さ、説得力に夕子さんの魅力は欠かせません!
作者に中学生(15才)じゃないだろと突っ込まれるお姉さん的なエロい肢体と、それを惜しげもなく晒したかと思えば自称エロい死体(白骨)は見られる事を恥ずかしがったり、イタズラ好きだったり、触ってほしいと迫ってきたり、構ってちゃんだったり、怪異には懐疑的でリアリストだったり、嫉妬したり、演じる声優さんがハマり過ぎててその声がなんとも良かったり(影含む)と、一見しっかりしてて芯が強そうなんだけど寂しがりと言う色気のある女性の可愛さをこれでもかとぶっこんだ様な可愛さでありつつ、中盤から終盤にかけては記憶をなくした幽霊と言う儚さがその可愛さを裏打ちしてきて、なんとも言えず一人の人間として生々しい魅力を備えています。(て言うか幽霊ながらこの作品で一番人間らしい生々しさを孕んでるのは夕子さん可愛い)
さすが中学生男子に“人を好きになるのに幽霊かどうかはあまり関係ない”と言わせてしまうだけの事はあります。
まあこの作品の幽霊は生者にできない事は幽霊にもできない(壁やドアをすり抜ける、好きな姿に変わるなど)、ただし幽霊の見え方は見る人の思い込みによって変化すると言う幽霊モノにしては結構ドライな設定なので、普通の人間らしい幽霊と出会って仕舞えばそうなるのかも知れませんが…。
とにかく夕子さん、ヒロインとして魅力満載です!

・キリエさんは中二病可愛い

このアニメ、サブキャラ含め基本怪異調査部の4人しか出てきません。
主人公の新谷貞一、ヒロインの庚夕子、そしてサブキャラの霧江さんと小此木さん。
原作では他にも色々と怪異があったり、サブキャラが居るんですが、アニメでは夕子さん関連にストーリーを絞った結果だと思います。
原作連載中のアニメ化、しかも1クールと言う事でお察しください。
しかしこのサブキャラ陣も愛されキャラとして良い味出し過ぎです。
キリエさんはシリアスシーンにはキメポーズやキメ台詞(謎の光や風がカッコ良さを演出)でシュールな笑いを誘い、ホラーシーンではガチ泣きで庇護欲とギャップ萌えを誘ってくれるツンデレキャラです。
ところどころ探偵並みの名推理でストーリーを引っ張ってくれたりもしますが、そんなことは二の次です。

・小此木さんはハイテンション可愛い

間違いなくこの作品ナンバー1の強メンタルです。メンタルが強すぎて霊感がなく(?)レギュラーメンバーで唯一、夕子さんが見えません。
怖がる時も嬉しい時も、ことあるごとに騒ぎ立てますが、不自然なまでにダメージがありません。
どんなに怖いことがあった夜も爆睡したり、主人公に告白して振られた時に若干辛そうな描写があっても、同日夕方にはすっかり立ち直ってて凹んだ描写微塵もなかったり…お前もアムネジアしてね?
とにかく最後までハイテンションで天真爛漫なマスコットと言う感じで場を盛り立ててくれます。

・10話という存在

もうここまで語ったこの作品の魅力全否定に迫る様な壮絶な回なんですが、正直このアニメの中で一番評価してます。
続く11話の展開のトリッキーさや最終12話の演出も良かったですが、個人的にはこの10話が一番衝撃的で、一番心に残り、一番辛さがダイレクトに繋がってくるこの回が、一番泣きそうでしたね。
話的には単純だし、昔話的にはよくある話やシチュエーションの類に放り込まれるものだと思いますが、何と言っても1話使って丁寧に一人称視点であれをやられると堪えます。
ところどころ演出が光る作品ですが、この10話は本当に丸ごと演出にやられました。
声優さんも怪演でしたし、アニメならではの効果的な回でした。

この作品はただほのぼのと軽い気持ちで幽霊という存在を出していません。
幽霊と言うからにはそこには未練、恨みがあって現世に留まっています。
しかし夕子さんが主人公と初めて出会った時、夕子さんは言いました。
「私には未練も、恨みも、何もない」と。
10話はそんな夕子さんの未練、恨み、失くした記憶の真相回です。心してご覧ください。

・原作とアニメ

キリエさんのとこで書いてしまいましたが、このアニメは原作連載中にアニメ化されたもので、中盤あたりからアニメオリジナルとなっています。
しかしアニメも原作も、それぞれ筋を通してしっかり最後まで話を作っているので評価が高く、実際読んだ私も両方楽しめました。
あんなに評価した10話(過去の真相)も、原作では色々と別物なのです。
実は最初読んだ時はアニメに感情移入しすぎてて異物感あったんですけどね、しっかりよむとしっくりくるし、原作ラストまでの話の通し方も良かったです。さすがは原作者様!
なのでアニメをずっと推して書いてますが、原作ももちろんオススメです!
全10巻なので、割と手頃です。

・まとめ感想

長々と書きましたが、キャラが、構成が、演出が、音楽が、色々と愛おしいんですよね、この作品。
見始めるとついつい次へ次へと見てしまい、もう4周してしまいました。
程よくコメディで、程よくシリアスで、程よくホラーで、そしてミステリアス。
その雰囲気が本当に上手いこと融合されていて、見終わった後の余韻というか、喪失感と言うか、終わってない感が凄いです。
もう日常系でも良いから続きを見たいような。(綺麗に終わってるんで本当に作られるのも怖いですが)
重大なネタバレですが、アニメも原作も、成仏エンドじゃないんです。
幽霊が現世に留まり続けるなんて普通なら不穏なんですけど、この作品的にはアリだなー、ハッピーエンドだなーって思わされてしまうような作品なんです。
そんな愛され作品が、当時売り上げ2000枚弱だとか、個人的に評判を聴いたこともなかったし、ニコニコ配信買ったけど再生数低いですし、今更知りながらももっと広めたいなと思いました。
原作で主人公が夕子さんにそうしたように、世の怪談みたく、口コミでも再評価されて評判が広まってくれれば嬉しいですね。


【PV】TVアニメ『黄昏乙女×アムネジア』プロモーション映像 第3弾